マルタ・パイェク

マルタ・パイェク

Marta Pajek

1982年生まれ。ポーランドのアニメーション界の中でも、特に才能にあふれた、若き女性アニメーター。

パイェクは、クラクフ美術アカデミー(Akademia Sztuk Pięknych im. Jana Matejki w Krakowie)でイェジー・クチャ(Jerzy Kucia)に師事し、エストニアのアニメーター、プリート・パルン(Priit Pärn)のもとでも学ぶ。学生時代に制作した「りんごのあと/Po jabłkach」(2004年)では、独特のタッチでモノクロの夢の中の世界を表現した。大学卒業後、2011年にウッチの「スタジオ・セマフォル(Studio Se-Ma-For)」から監督デビュー。デビュー作「スリーピンコード/Snępowina」はポーランド国内で高く評価され、2012年の「広島国際アニメーションフェスティバル」のコンペティション部門に入選を果たした。デビュー作のタイトルは、ポーランド語の「sen(夢)」と「pępowina(へその緒)」をつなげて作ったという、パイェク独自の造語。作品では、主人公が現実と夢、意識と無意識の間を行き来する様子を描いているが、これは自分の夢遊病の体験を表現したものだという。

現在はアニメーション制作の他、ワークショップの開催や舞台芸術なども手掛けており、次世代を担うポーランド人アニメーターとして、今後の活躍が期待されるひとりである。

 


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