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Amareya劇場『ノマドの女』

過去のイベント, 演劇・ダンス

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ポーランド国内での『ノマドの女』の大成功を引き提げて、Teatr Amareya & Guests(+イヌイット出身のルイーズ・フォンテイン)は再び日本にやってきます。2017年11月28日~12月10日の日本滞在中に、4回の公演を行います。日本公演が決まったのは、文化的植民地化・個人のアイデンティティをめぐる闘い・滅びゆく文化の保護といった主題を取り上げているためです。

東京公演:12月8日(金)19:30~、9日(土)18:30~
会場:左内坂スタジオ
チケット予約:劇団解体社(http://www.kaitaisha.com/new_production201712.html

 

Teatr Amareya & Guestsは、札幌において、2017年11月30日~12月1日の少数民族に関する国際学会の一部として、『ノマドの女』を2回上演します。札幌公演には学会を共催する北海道アイヌ協会に所属する二人のアイヌ女性も加わります。アイヌの歴史を演目に付加することには、今日における少数民族をめぐる論議という観点から、重要な意義があります。札幌の学会では、パストゥシャク博士がブロニスワフ・ピウスツキのアイヌ民族研究をめぐる講義を、少数民族に対する政治体制の抑圧によって隠された歴史を明るみに出すプロセスにおける演劇と舞踊の役割をめぐる議論と絡めて、行います。

東京公演は、2005年にすでに協働したことのある劇団解体社の招待によるものです。2017年12月8-9日に、左内坂スタジオで『ノマドの女』を上演します。これは解体社が主催する『証言の演劇201』の一部です。

Teatr Amareya & Guests日本公演のメンバーは、カタジナ・パストゥシャク、ルイーズ・フォンテイン、ダニエラ・コメンデラ、アレクサンドラ・シリヴィンスカ、モニカ・ヴィンチクです。

『ノマドの女』は、グリーンランドに生まれながら、子ども時代に数千人の子供たちといっしょにデンマークに送還されたルイーズ・フォンテインの実体験に基づく物語です。これはグリーン安堵出身者を「真の」デンマーク人にするためのデンマーク政府の計画の一つでした。結果としてルイーズ・フォンテイン長い年月を亡命先ですごすことになります。母国語を忘れ、家族とも断絶しました。長い年月を経てグリーンランドに戻り、近親者や祖国との失われた絆の再建を始めました。今日ではTeatr Amareya & Guestsとともに舞台に立ち、自らを再発見していく、勇敢で独立した、自らの声を持つ女性の普遍的な物語を物語っています。『ノマドの女』は、亡命・「文化的虐殺」・自らのアイデンティティ探求をめぐる極めてアクチュアルな発言です。『ノマドの女』は、日本ではシアターXでも上演されたことがあります。

 パストゥシャクは『ノマドの女』演出によって、„Splendor Gedanensis”賞にノミネートされました。ポーランド女性が、イヌイットやアイヌといった少数民族の抑圧というテーマを取り上げ、演劇によって民族・文化的アイデンティティの価値を強調するという事実は、今日の国際的文脈において極めて重要であると思われます。

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