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シェンキェヴィチ記念年 2016

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ロゴ シェンキィエヴィッチ

2015年12月18日、ポーランド共和国上院は、2016年をヘンリク・シェンキェヴィチ記念年とする決議を下しました。「シェンキェヴィチは、文学作品によって、評論文によって、社会活動によって民族意識を覚醒させ、ポーランド人であることの矜持、祖国愛、献身の力を教えた」と、上院の議員たちは訴えました。
ヘンリク・シェンキェヴィチを2016年のメセナに定めたのは、今年が、作家の生誕170周年目であると同時に、逝去から100周年目にあたるからです。
「ポーランド共和国上院は、その死から100年目に偉大なポーランド人を然るべく顕彰し、彼の創作と彼の著作に含まれている理念(殊に愛国心と伝統的価値の尊重)を普及させる契機とするべく、2016年を『ヘンリク・シェンキェヴィチ記念年』に定める」――決議文にはそう認められました。
この決議が述べているように、ヘンリク・シェンキェヴィチは、「亡国時代に人々の心を励ますための著作活動を行い、彼の著した本は万人に愛された」のです。
シェンキェヴィチの長編小説が雑誌に連載されると、あらゆる立場の人々が挙ってそれを読みました。また、シェンキェヴィチの言葉が現代ポーランド語に及ぼした影響はいくら過大に評価しても評価しすぎることはありません。
「特に、普遍的な価値観を読者に伝える長篇小説『クォ・ヴァディス』によって、彼はポーランド性を世界に伝達する大使となった。この作品は、文明の衝突が問題とされる今日、新たな意味を獲得しつつある」――決議文にはそう述べられています。
ヘンリク・アダム・アレクサンデル・ピウス・シェンキェヴィチ(貴族(シュラフタ)であった生家の紋章は白鳥を象ったオシク、筆名リトフォス)(1846年5月5日〔ポーランドのヴォラ・オクシェイスカ〕~1916年11月15日〔スイスのヴヴェイ〕)は、ポーランドで最も人気のある作家でした。代表作は、連作『三部作』、長編小説『騎士団』『クォ・ヴァディス』『ポワニェツキ家』『砂漠と原生林で』。
シェンキェヴィチは、1905年に、その創作活動の全体に対してノーベル文学賞を受賞しました。彼は、受賞記念講演で、ポーランドという国の息子である自分にとって、この栄誉は特に価値あるものだと語りました。
「ポーランドは死を宣告されました。しかし、(今回の私の受賞は)生きていることを証し立てる、無数にある根拠の一つです。ポーランドは敗北を宣告されました。しかし、(今回の私の受賞によって)勝利する力を持っていることを証し立てる、新しい根拠が現れたのです」と作家は述べました。
情報提供: culture.pl

シェンキェヴィチ博物館(英語)http://mnki.pl/sienkiewicz/eng/the_museum