Zbigniew Rybczyński
1949年、ウッチ(Łódź)生まれ。当時の最新技術を駆使して、さまざまな実験的手法を取り入れた短編アニメーションを制作し、国内外を問わず高い評価を受け、現在でも世界中に根強いファンを持つ。
リプチンスキは、ウッチ映画大学(Państwowa Wyższa Szkoła Filmowa, Telewizyjna i Teatralna im. Leona Schillera w Łodzi/略称:PWSFTviT)を卒業後、1973年に「スタジオ・セマフォル(Studio SEMAFOR)」から監督デビュー。代表作は、1983年にアカデミー賞・短編アニメーション部門を受賞した『タンゴ/Tango』(1980年制作)。この受賞が、ポーランドにはじめてのオスカー像をもたらした。アカデミー賞受賞後は、ポーランドを離れ、活動拠点をアメリカへ移す。オリジナル作品の制作に加え、ミック・ジャガーやジョン・レノン、オノ・ヨーコ、といった有名ミュージシャンの音楽PVも手がける。
日本でもその人気は高く、2005年にはリプチンスキ作品を集めたDVDが発売され、2006年には女子美術大学客員教授に就任。ポーランドのアニメーション界で最も世界的認知度の高い人物と言える。