ポーランドについて

ピョートル・ドゥマワ

Piotr Dumała

1956年、ワルシャワ生まれ。イェジー・クチャ(Jerzy Kucia)と並び、これまでのポーランドのアニメーション界を牽引してきた。ワルシャワ美術アカデミー(Akademia Sztuk Pięknych w Warszawie)で彫刻とアニメーションを学び、卒業後はアニメーション作家、映画監督、美術デザイナー、作家としても活躍。独自の技法とその独特の世界観によって編み出されるドゥマワのアニメーション作品は、世界中で高く評価されている。

初期に発表した、童話「赤ずきんちゃん」のブラックユーモアあふれるパロディ『黒ずきんちゃん/Czarny Kapturek』(1983)、またチェコ出身の作家フランツ・カフカの生涯を描いた『フランツ・カフカ 1883-1924/Franz Kafka 1883 – 1924』(1991)、ドストエフスキーの小説を基にした『やさしい女/Łagodna』(1985)や『罪と罰/Zbrodnia i Kara』(2000)など、文学作品に深い関わりを持つ作品を数多く発表している。

石膏に直接絵を描いたり、ひっかき傷をつけていくアニメーション制作方法は、彼独自の技法であり、高い評価を受けている。2008年には、世界三大アニメーション映画祭のひとつである「広島国際アニメーションフェスティバル」の国際審査委員を務め、映画祭2日目には彼自身の特集上映が組まれた。現在はウッチ映画大学(Państwowa Wyższa Szkoła Filmowa, Telewizyjna i Teatralna im. Leona Schillera w Łodzi/略称:PWSFTviT)をはじめ、さまざまな大学で若手の育成にも力を入れている。


 


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