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ドゥダ大統領と「救済された人々」、800人以上のユダヤ人を救ったポーラン ド外交官に敬意を表す

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Konstanty_Rokicki

(画像出典: Wikipedia)

194243年、ポーランド領事コンスタンティ・ロキツキと領事館員(所謂「ワドシ」グループ)によって、オランダ、ポーランド、ドイツ、オーストリア、フランス、スロヴァキアなどのヨーロッパ諸国の800人を超えるユダヤ人が救出されました。少なくとも20名の「救済された人々」は今でも生きています。109日にはルツェルン墓地に、ロキツキ領事の新しい墓碑の除幕式が行われます。記念碑の除幕式には、アンジェイ・ドゥダ大統領、「救済された人々」の生存者グループ数十人のとその家族、「救済した人々」の子孫が出席します。

1958年に大方から忘れ去られて亡くなった元駐ベルンポーランド共和国領事コンスタンティ・ロキツキは、大戦中に、千通以上のパラグアイ旅券を手ずから偽造しました。その効力によって、「ユダヤ問題の最終的解決」に関するドイツ軍決定によって、膨大な数のヨーロッパ・ユダヤ人に対してくだされていた死から、800名以上が救済されました。その手続きは、まず賄賂を渡して「白紙」の旅券用紙を買い、次に、ゲットー内の抵抗運動グループと連絡を取るユダヤ人組織が、ベルンに送り届ける氏名で旅券を発行する……というものでした。

ロキツキは、駐スイスポーランド共和国大使アレクサンデル・ワドシと副大使ステファン・ルィニェヴィチの二人の上司に知らせ、その了解を得たうえで行動していました。他ならぬこの二人がこの作戦を外交機密の名の下で守り、中立国スイス政府を説得して非合法手続きを妨害させないようにしたのでした。この計画を支えたのは他に、ユダヤ人組織との連絡の責任を負っていた、弱冠30歳のユダヤ系経済学博士ユリウシュ・キュール、世界ユダヤ人会議代表アブラハム・ジルバーシャイン、書類を密かにゲットーに運んだ宗教的アグダ(正統派ユダヤ人の政治団体)代表、ラビのハイム・アイスでした。

旅券によって、その所持者は外国人を装うことができました――それによって彼らは絶滅収容所送りを免れたのです。彼らはその代わり、拘留者のための収容所または中継収容所に収容されました。こうして多数は戦争を生きのび、在ロンドンポーランド政府の折衝の結果、ウルグアイなどラテンアメリカ数か国は、ロキツキ領事が記入した旅券を一時的に承認したのです。

ロキツキ領事と領事館員たちの物語は、長年にわたりほとんど知られぬままでした。このテーマに関する詳細のより多くは、長年秘せられていたスイス警察の文書などを利用して著された近年の出版物によって、もたらされました。そこから結論されるのは、スイス政府が、パラグアイ旅券はポーランド領事が偽造したものではないか、との疑念を抱いていたことです。こうした推測は、2017年末に駐ベルンポーランド共和国大使館が発見したロキツキの自筆メモによって証明されました――その書体が保存されている旅券のそれと一致していたからです。

 

旅券発行対象者全員の氏名が記された所謂「ワドシのリスト」の一部を、ポーランド人外交官グループとピレツキ研究所がユダヤ歴史研究所、国民記憶院、アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館の協力の下調査したところ、これまでに人名が特定された「救出された人々」のうちには、戦前のオランダ、ポーランド、ドイツ、オーストリア、フランス、スロヴァキア、その他数か国の国民が含まれていることが証明されました。少なくとも20名の「救出された人々」が、今日も生存しています。

 

リストには、オランダの主任ラビ、アンネ・フランクの女友だち、イスラエルの大学の教授数人などが含まれています。パラグアイ旅券を所持していたには、ベンジンのゲットー蜂起やスロヴァキアの抵抗運動の指導者、後年回想録を認めることになる多数の人々もいました。「救済された人々」のうち少なくとも一人は、こうした出来事から数年を経て、イスラエル独立戦争に倒れています。あるパラグアイ文書には、レオン・ロスフェルト博士とその家族の名も読まれますが、後年ポーランド共和国外務大臣を務めるアダム・ロトフェエルトもこの家族の一員でした。

 

ルツェルンでの式典は、10月9日14時に始まります。アンジェイ・ドゥダポーランド共和国大統領は建て直された墓碑に花輪を供えます。次に、「救済された人々」とその家族、「救済した人々」の子孫、ポーランド外務省と大使館の代表、スイス在住ユダヤ人とスイス在住ポーランド人団体が、ロキツキ領事への敬意を表します。

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